1月10日、阿蘇外輪山の一角、鞍岳からツームシ・孫岳を走ってきました。
俵山と並ぶ近場の山で、市内からだと1時間もかからず到着します。
登山でも入門コースとして人気で、この日も多くの登山者がいらっしゃいました。
スタートは四季の里 旭志のすぐ近く、伏石登山口ですが、森林コース登山口という名前のほうが分かりやすいと思います。
登り始めから森林コースという名前のとおり杉の植樹林の中をコンスタントに登っていきます。
トレイルは黒土で、雨が降ったら少し滑りそうな感じですが、この日は霜柱ができるほど寒かったので、冷たく固まっていました。
700mほどで、工事作業道とぶつかります。
工事用看板には「登山道入口」の文字が。こんなニッチな看板もあるのだと、無駄に感心してみたり。
看板に従って右に曲がるとすぐ登山道に取り付けます。
なにやら工事の関係でルートが多少変わっているみたいです。
序盤と似たような道です。植樹林はだいたいこんな感じの道が続きます。
植樹林を越えると雑木林に入ってきます。ここから少し斜度が上がり、登りがしんどくなってきます。
しばらく雑木林を登るとコースの分岐が。どっちに行っても鞍岳には行けますが、今回は鞍岳手前の女岳に立ち寄る女岳コースを選びます。
女岳コース、稜線に出ると様相が変わり、落ち葉トレイルから岩交じりのアスレチックコースになります。
そんなに険しいわけじゃないですが、走りづらいことこの上ありません。まあ、そもそもきつくてまともに走れなかったんですけどね。
岩場交じりのトレイルを抜けるとさらに分岐が。南回り、北回り、どっちを選んでも大差ないので、日の当たりそうな南回りコースを通ります。ここまで来れば女岳山頂までわずかです。
雑木林を抜けると笹が茂る展望のよいコースにたどり着きます。
先には女岳の目印になる電波反射板が見えています。
というわけで、スタートから35分、女岳(1,090m)に到着です。
標識の向こうが今から行く鞍岳です。斜面が樹氷で白くなっているのがわかります。
ここまできたらあとは気持ちのいい走れるコースばかりです。
女岳からは防火帯を走り、鞍部過ぎて山頂直下を駆け上れば鞍岳山頂(1,119m)に到着です。
登山口から40分、約2kmの本当にお手軽な山です。
さすがにここで終わっては短すぎるので、鞍岳の先にあるツームシ岳、孫岳までピストンします。
写真左側のピークがツームシ岳、その左側に孫岳があります。
見てのとおりなだらかな稜線で、まんまとても走りやすい快走路でもあります。
鞍岳から少し下ればあとはフラットで非常に走りやすいです。
路面はこんな落ち葉トレイルもあれば、
芝生のような防火帯もあったりして、スピードが出しやすいところです。
それぞれのピークの前後だけ斜面が待ち受けているので、フラット区間のスピードを活かして登りましょう。
私は途中で走るのは諦めましたが。
そんなで、すぐにツームシ岳(1,064m)、
孫岳(1,030m)に到着。鞍岳から20分弱、2km強のコースでした。
帰りは鞍岳まで来た道を戻ります。
孫岳からツームシ岳までの稜線、走りやすそうな防火帯が続いています。
意外にツームシ岳の登りが急で、走れなかったりはするのですが。
一旦鞍岳山頂まで戻り、そこから今度は通称パノラマコースに進みます。
山頂から北西に下るルートですが、山頂直下は割りと急傾斜で、雪も残っていたので慎重に下ります。
急傾斜はほんの数十メートルで、そこを越せば”パノラマ”コースらしい展望が開けます。
ここからは非常に走りやすい下り区間の始まりです。
ただ”パノラマ”コースとは名ばかりの、先ほどの一瞬の展望を除けばほとんど樹林帯の中を走ることになります。
走りやすいのでまったく文句はないのですけどね。
山頂から気持ちよく下って20分程度でパノラマコース登山口(赤崩登山口)に到着。
ここからは1kmほどロードをジョグすればスタート地点の伏石登山口に戻ります。
こんな感じで、休憩込みで約2時間、距離9.5k、累積920mのお手軽コースでした。
案内もしっかりしており、走れる区間もそこそこあるので初心者の入門コースにも最適です。
ただ一般登山者も多く登られるので、追い越しやすれ違いには十分注意してください。
今回のコース
伏石登山口~森林コース~女岳コース~女岳~鞍岳~ツームシ岳~孫岳~ツームシ岳~鞍岳~パノラマコース~赤崩登山口~伏石登山口
距離:9.5km、累積標高:920m