トルデジアン報告会@Shodai Adventure Montain PreEvent

1/25に開催されたShodai Adventure Mountainのプレイベントとして、その前日24日に行われた小野雅弘さんによるトルデジアン報告会に行ってきました。

TOR DES GEANTS(トルデジアン)とは
トルデジアンとは「巨人の旅」「巨人のレース」と訳され、ヨーロッパアルプスの4大名峰の「巨人たち」モンテ・ビアンコ(モンブラン)4,807m、グランパラディーゾ4,061m、モンテローザ4,634m、モンテチェルビーノ(マッターホルン)4,478mに出会うたびの意味を持つ。イタリア北西部のヴァッレダオスタ自治州。このアオスタ渓谷を150時間(6日間+6時間)以内に一周駆け抜けるという、世界最大級のトレイルランニングレースである。(報告会スライドより)
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この距離330km(200マイル)、累積標高24000m、制限時間150時間というUTMFの距離にして2倍、累積標高2.5倍の変態超人レースに出場し、2013年に8位、2014年に5位に入賞されたのが小野さんです。(写真右)
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そんな小野さんが2014年にこのトルデジアン(以下TDG)に参加された際の様子を写真や実際に使った装備などを用いながら紹介していただきました。
報告会の様子はこんな感じ。九州の山変態どもが真剣なまなざしで画面に食い入っています。
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このトルデジアンで求められる能力というのは、「走力より総合力」とのこと。
330キロ、150時間というレースになると走力はひとつのファクターでしかなく、以下の4つが要求される能力だそうです。
・いかに上手く休息をとるか
:どれだけ質の高い睡眠が取れるか。
・登りを歩き続ける登坂力、ストックワーク(特に登り)
:ストックを支えでなくいかに推進力として利用できるか。
・自己分析と状況判断
:ウェアリングや休憩のタイミングなどを客観的かつ適切に判断する。
・対応力
:予定外、想定外のことが起きたときにどうするか。

たとえば休息についてですが、小野さんの1日の平均睡眠時間は2時間で、この短い時間で少しでも体力を回復すためにライフベース(大エイド、簡易ベッドがあり何時間でも休憩可)ではなく、滞在に時間制限があるものの静かな山小屋で睡眠を取られるなどの工夫をしていたそうです。
他にも外国の選手の場合、あえてビールなどを飲んでアルコールの力で寝ていた方もいたとか・・・。
ただ休めばいいというわけでなく、短い時間で質のよい睡眠をとるために様々な工夫が必要なんですね。
また対応力について、途中シューズの保護部材が足首と干渉したそうで、持っていたナイフでシューズの該当部を削って対応されたとか。
実際に削ったシューズも見せていただきました。
仮に同じ状況になってもお高いシューズを削るという選択肢がまず出そうもない私と大違いです。
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こういったことは練習ではなく経験によって培われるものだと思います。
TDGだけでなく他の超長距離レース等を目標とする中で、常にこういったことを想定して練習に取り組まないといけないですね。

以下、ちょっとメモっていたこと。
【日程・費用について】
・深夜便などを駆使すれば10日間ほどで行ける
・レース中は宿泊・食費は不要なので、足の遅いランナーほどお金はかからない
・総費用(エントリー費、航空券等)で約20万円~だが、早くゴールすると宿泊費が余計にかかる

【装備・補給について】
・装備は8Lのザックを使用
・道中ジェルやバー、グミは2個ぐらい所持
・エイドが充実しているので行動食はほとんどいらない
・スピードレースと違い、消化よりも腹持ちを重視

【完走について】
・330kmが7セクションに分割されており、各セクションは約4~50km、累積2600~4100m強
・毎日1セクションを走れば完走できる

このトルデジアンに出場するためには本当に多くのハードルがあると思います。
それはフィジカルだけの問題でなく、仕事や家庭といったものもあります。
TJARも出たいけど今の自分には全然実力も何もかもがが足りないですが、でもTDGならまだ可能性があります。
今回の話を聞いて絶対に出たい、いや出てやる!!!と心に決めました。
だってこんな景色の中で走ってみたいじゃないですかー。
目指せ、巨人の旅TOR DES GEANTS!!

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TOR DES GEANTSのFBより拝借

余談ですが、翌日のShodai Adventure Mountain20kmに小野さんも出場されておりました。
アップダウンが多いコースだったのですが、余裕の表情で登りが楽しいとおっしゃっておりました。
そんなことが言えるくらいの走力を身に着けたいです・・・。
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