【練習】秋の脊梁・白鳥山~水上越で廃道探索ハイク

10月の週末が台風21号、22号に立て続けに襲来され、折角の土日が荒天となるなか、つかの間の晴間を見せてくれた10月25日、秋の脊梁の様子を見に行ってみました。
行き先は私がこよなく愛する白鳥山山系、御池登山口からウエノウチ谷コース、白鳥山、横才越、水上越を経て、廃道となっているアンドウ小屋谷、川口林道、ウケドノ谷を使って御池登山口に戻るコースです。

午前8時半、御池登山口に車を停めて、ほかに登山者のいない静かな白鳥山へ入山します。

まだ紅葉はまだまだのようで、どちらかというと青々しい広葉樹が迎えてくれます。


台風の影響か、沢の水量がいつもより多かったですが、とくに渡渉できないということもなく、淡々とコースを辿って登っていきます。

しかし白鳥山の魅力の一つである苔々しい岩場が素敵です。
紅葉がもっと進めば黄色に染まるブナと緑の苔のコントラストが楽しめるのですが、今年はお預けですね。

40分くらい登ったところ(1460m付近)で谷から左手に向かう林業?かなにかの踏み跡とピンクテープがあったので、そこを行くとどこに行くのか試してみることに。

すぐテープも踏み跡もなくなったのですが、なんとなく峰越登山口からの登山道へ合流するまでそのまま斜面を登りつめます。
途中で見かけた苔と紅葉の競演。トレランだと気付きづらいですが、ハイクだとこんなとこに気付けることが多いのでいいですね。

斜面を登り切って少し下れば正規の登山道と合流です。

山頂付近は谷間よりは紅葉が進んでいましたが、台風21号の影響か葉を落としている木も散見されました。


登山口から1時間10分くらいで白鳥山山頂へ。

ここからは稜線を辿って水上越を目指します。

銚子笠分岐からは踏み跡の少ない開けた稜線になります。
ここの木々は台風の影響をもろに受けたためか、だいぶ葉を落としていました。

木々の隙間から見えた九州山地の山々、遠くは市房とかでしょうか。
特に山座同定していないのですが、方角的にそうでしょう。

白鳥山山頂から1時間くらいで横才山へ。
地図に名前の載っていない1,476mのピークです。

ここからも踏み跡もテープも少ない気持ちいい稜線を歩きます。




午前11時、水上越に到着です。

ここから進路を北に、アンドウゴヤ谷へ下ります。
地図には明記されていないルートで、人気の少ない脊梁でさらに人気が少ないルートになります。

水上越から10分くらいで水場というか沢に到着。

先日の台風のおかげか結構な水量が流れていました。

1,340m地点くらいの谷。紅葉とまではいきませんが、若干黄色付き始めており、非常に綺麗でした。


そこから少し下ると川口林道との合流地点です。取り付きの目印は保安林の看板ですかね。

ここからひたすら廃道となった川口林道を辿ります。
落石落枝ばかりで、ところどころ道路が洗掘されており、昔は車で入れたというのが信じられません。



川口林道を1時間ほどあるいたらウケドノ谷登山口に到着です。
昔車で林道に入れたころはそれなりに使われていた登山道だったみたいですが、今となっては来る人も少ないさびしいところです。


谷をひたすら登っていくと、谷の本流から外れ、途中で左手に登っていきます。

その登りの途中に昔の登山道であることを示す古い看板が。
薄れていますが、うっすらと「白鳥山山頂→」の文字が見て取れます。

そのまま斜面を登りつめると山頂周りの御池周回コースに合流します。

そこから再び御池登山口へのルートを使ってもとの登山口に戻ります。。

ウエノウチ谷は午前よりも昼からが太陽が谷に差込み、紅葉にしても綺麗に見えてきます。
なので、朝から登るなら登りに写真を撮るよりも下りながら写真を撮ったほうがいいかもしれません。




と、そんなこんなでひさしぶりに一眼レフ片手に脊梁の山を堪能しました。
約6時間、20kmほどの山行でしたが、人にも会わず、のんびりとした山を楽しめました。
紅葉のピークにはまだ早かったですが、また来年以降の楽しみということで、秋の気配を漂わる脊梁を全身で感じることができました。
今回のルートは踏み跡が少なく、テープもぼちぼちしかないので、道を知っている人と一緒のほうが安心なコースですが、その分ディープな脊梁を体験できるかと思います。
これから木枯れの季節を迎えますが、そんな寒々とした脊梁も楽しみですねー。


スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク