【コース紹介】九州百名山・4座を一気に踏破するゆるっと脊梁ラン(川口林道入口~白鳥山~七遍巡り~山犬切~積岩山~九連子~上福根山~横平)

梅雨の合間の日曜日、6月17日に仲間と一緒に脊梁を走ってきました。
「ゆるっと脊梁ラン30km」という触れ込みでしたが、内実は大違いのハードなコース・トレーニングになりました。
今回のコースは川口林道入口から白鳥山北西尾根を登り、白鳥山、水上越、七編巡り、山犬切、積岩山、久連子集落、上福根山、横平を巡る40kmのコースです。
予定では32kmくらいだったんですけどねー。コース変更やらなんやらで延びに延びてしまいました。
や、企画立案から全て自分が担当したので、完全に羊頭狗肉だったんですけどね(笑)

さて、午前5時半に佐俣の湯に集合し、車を乗り合わせてゴール地点の横平にデポしつつ、スタート地点の川口林道入口へ。
複数人数で行くと車のデポができるから周回コースも設定しやすくていいですね。
いつもソロなので、下山地点から車を取りに走るのが辛くて辛くて・・・。
で、午前7時前、準備をしたら早速出発。最初は峰越峠方面への村道を少しだけ登って、林業用の作業道に取り付きます。
作業道をしばらく登ったら、適当なところから尾根に突入。
植林の尾根を辿っていきます。

最初は植林の中の作業道的な跡を進みます。

作業道が尾根を巻いてきたら、そこから尾根伝いに進む感じで、尾根を外さないように登っていきます。

しばらく登ると植林地から自然林へ切り替わっていきます。

スタートして1時間くらいで1514.8mの三角点へ。ここまで登れば傾斜も緩んできます。



途中、1555mの小ピークの手前くらいに中々の巨木に遭遇。
前回来たときは見落としていましたが、結構な太さの存在感ある木でした。

登りあがって開けたところは道を間違いやすいので注意が必要です。

と、そんなこんなで、1時間50分ほどで白鳥山の通常ルートに合流です。

風穴に寄り道しつつ、スタートしてちょうど2時間。一つ目の百名山、白鳥山1,639mに到着です。

山頂で少し小休止を入れた後は、水上越の縦走路に入っていきます。
このコースは何度も走っていますが、いつ来ても気持ちいいコースです。


ほどよい下り基調の走りやすいコースで、気持ちよく走れます。ただし、テープはあるけど踏み跡は薄いので、コースを外さないように気をつけないといけませんが。


午前9時32分、地図上に表記されていない横才山1,476mを通過。

横才山からは小さいアップダウンが続きます。
途中には立派な枯れ木が。これもなんとなく脊梁らしさがあっていい感じです。

コースはバイケイソウに覆われていますが、先駆者の踏み跡もちらほらとは見受けられました。
ないところには全くなかったですけど(笑)

午前10時12分、水上越へ到着。ここから球磨川源流に行けるのですが、未踏なので時間を見つけて踏破してきます。

水上越から最後一登りすれば、七遍巡り1,590mです。
スタートから3時間40分、午前10時38分に到着しました。

七遍巡りで15分ほど大休止を取ったら、次なる縦走に取り掛かります。
七遍巡りから次のピーク、山犬切までは目と鼻の先で、約10分ほどで2座目の百名山、山犬切1,562mを踏破します。

先ほど休憩を取ったところなので、足を止めずに先を急ぎます。
山犬切からは下り基調の小さなアップダウンの続く稜線です。


間に石楠越を挟む地図未記名のピーク、石楠山東峰1,450m、石楠山西峰1,442mを続いて通過。


次の鷹巣山までは開けた尾根もありますが、ところどころで潅木が生い茂り行く手を阻みます。
また、地味なアップダウンが足に応えてきます。


それでも午前11時59分、鷹巣山1,454mを撃破。

ここら一帯はこんな感じでトレイルが潅木に覆われて、道が分かりづらい上、とにかく歩きづらいです。

午後0時24分、蕨野山1,454mを、同35分に岩茸(いわなば)山1,438mを相次いで踏破。



久連子の集落への分岐点から偽ピーク(積岩山東峰)を経由しつつ、午後0時47分、100名山3座目となる積岩山1,414mに到着です。
正直他の100名山と比べ、展望もなくこれといって特徴もない、ぱっとしない感は否めませんが、もしかしたら気づかぬ魅力があるかもしれません・・・。

山頂で少し休憩を取ったら、一路久連子集落を目指します。
縦走路には分岐の看板とテープがありますが、見落としには注意が必要です。


当初は積岩山から奥座向経由で久連子を目指す予定だったのですが、時間的にこちらのコースを選択。
ここのコースは未踏だったのですが、中々に急傾斜かつガレ場もあるコースで、踏み跡も結構薄いので、積極的には使わないほうが吉です。



途中で渡渉箇所もありました。
緊急時のエスケープとかにも使えるかと思いましたが、雨天時はこのコースは止めたほうがいいです。
あきらめて石楠越からの五木トンネル登山口を使ったほうが絶対いいですね。


最後は砂防堤の大規模な土砂崩れ箇所を横断します。

そんなこんなで、積岩山山頂から約40分、午後1時52分に積岩山登山口へ下山。

ここから林道を約2.5kmほど下れば最初で最後の補給地点、久連子・古代の里です。
ここには自販機とトイレ、水道があるので、最後の一山に備えてしっかり補給をしておきます。

20分ほど休憩を取った後は、最後の難関、上福根山への標高差1,000mの登り返しです。
さっき下った標高以上に上り返す必要があるというまさしく鬼の所業です。だれだ、こんなコース設定しやがったのは!!
岩宇土山経由の予定でしたが、前後のガレ場のことを考えてルート変更。
岳登山口経由での上福根山を目指します。
登山口までは標高差250mのロードが約3km、そこから標高差250mの林道・作業道が約2.5kmという面白みもなにもないコースです。



作業道からトレイルに取り付くとひたすら斜面を詰めていきます。
先ほどのロード・林道で結構登ってきているとはいえ、まだまだ山頂までの標高差は約500mが残っています。
途中、右手が植林地かなにかで開けた箇所になったら急登も残りわずか、縦走路との出合いはすぐです。

上福根山と茶臼山の縦走路との合流地点に到着。

ここからも登り基調ではあるものの傾斜はだいぶ傾斜が緩むので、かなり楽になります。

合流部から約2.0km、午後4時57分に最後のピーク、100名山4座目となる上福根山1,646mに到着です。

既に時間も時間なので、休憩もそこそこに最後の横平登山口までの下りに入ります。
しばらくは下り基調の尾根沿いのトレイルですが、今まであまり走っていなかったので、ここぞとばかりに飛ばして下ります。

標高1200mあたりから尾根から杉林の間をジグザグに巻きながら下るトレイルです。
この区間は先ほど以上に走りやすく、ガンガン速度を上げて走ることができました。

と、気持ちよく飛ばして、午後5時52分、横平登山口に到着です。

が、ここでゴールというわけにいかず、最後は林道を約2kmほど下ります。
というわけで、最後は午後6時11分、車をデポした横平集落に到着しました。

結局トータルで11時間15分、44km、累積標高3,000mの旅は終わりました。
30kmのランということで参加した仲間には申し訳ないことをしましたが、いい鍛錬にはなったのではないでしょうか・・・(笑)
コースタイム的には想定どおりの時間で進めることができましたので、後はコースタイムや地図には出てこない走りづらさ、コースの状況とかをしっかり加味しないといけないです。
今回のコースでも積岩山から久連子集落の登山道は荒れており、あまり使うべきでないルートで、予定変更するにしても未踏のルートは極力避けるべきでしたね。
この経験も次に活かしていきたいと思います。

最後に今回のコースです。
川口林道入口~白鳥山北西尾根~白鳥山~水上越~七編巡り~南山犬切~積岩山~久連子集落~上福根山~横平
累積標高3,000m、距離44km


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