もはや年末の恒例行事になりつつある「１０時間耐久石段チャレンジ」、昨年に引き続き参加してきました。
昨年の様子
検索 石段 ドＭの祭典、『第2回10時間耐久石段チャレンジｉｎ美里町』に参加してきた（３３３３段の石段耐久アタック）
このイベント、テーマはいたってシンプルで、10時間ひたすら3333段の石段を上り下りするだけという、世の変態ドMトレイルランナーたちが涙して喜ぶものです。
そして、第3回目の開催となった今年、生憎の雨模様にも関わらず昨年に負けじと劣らない60人弱の参加があった模様。
なんともはや変態どもが年々増殖している現実に恐れおののく限りです。
というわけで、そんな変態さんに混じって私も石段往復にチャレンジしてきました。
今回は至極残念ながら、前日の飲み会＆昼からの用事があったため10時間フルタイムではなく途中参加・途中退場での参加となります。
スタートから遅れること3時間の午前9時過ぎ、石段の駐車場に到着。管理人のご夫婦にまた一人変態が来たという生暖かい視線とお言葉を頂きながら準備をします。
受付やら準備やらをしていると3往復目を終えた皆様が石段を下ってきました。
九州のトレイルランナーなら一度はお世話になるであろうSkytrailのSOさんと九州で数多くの大会を開催するUniversalFieldの高木さんです。
おふた方ともすでに2往復を済ませたとは思えない晴れやかな顔です。
そのほかにも多くのランナーが3往復目を終えてエイドで補給に入っていました。
既に何往復かされているであろうメンバーに引っ付いて私も石段へアタックします。
今回は時間的な制限もあったので往復回数は気にしないで、写真を重視して無駄に重い一眼レフ持参でのアタックです。
すれ違う人の写真を撮りながら石段を登っていると一緒に登り始めた先行組と徐々に差が開いてきます。
いくら撮影に時間を使っているからといっても皆さん、既に何往復かしているはず･･･。疲れもたまってきているだろうに、全然差が詰まりません。
それもそのはず、皆さん、ランナーの鑑として走れるところでは走っており、一方私は歩いてばっかりなので距離が開いていくのです。
気付いたら100段くらい差が着いていました。化け物か、やつらは。
そんな健脚お化けな皆さん、3~4回目の下りでも全然元気に下っていかれます。
顔に疲れの色が見えないのも流石です。
そして3300段目の登りに差し掛かった人を手拍子で励まして、ラストを走って登らせるという厳しさ優しさも持ち合わせているようです。恐ろしかー。
その後も健脚お化けの皆さんがひたすら階段を往復されている中、私は時間が来てしまったので、しかたなく、ええ、本当に残念なことですが約4時間かけて3往復、9999段、累積標高1,863m、距離11.4kmで今回のチャレンジを終えました。
さて、この石段のコースですが、片道2km弱、標高差620mとなっています。100段ごとに石柱の目印があり、段数が分かるようになっています。
1往復目はぐんぐん段数が増えていくのですが、回を重ねるごとに段の増えが小さくなってくるので、疲れてきたら出来るだけ視界に入れないようにしましょう。
500段くらい登ったかな？と思ったら大体その半分くらいしか登っていません。
本当に肉体鍛錬だけでなく精神鍛錬にもなるイベントです。
また、この石段チャレンジ、ただただきついだけではなく、もちろん魅力もあります。
何往復もしたという達成感はプライスレスですし、それ以外にもすれ違いのランナーとの交流がそうです。
なにせ同じコースをひたすら往復するだけですので、何度も同じ方とすれ違うし、すれ違うたびに慰労や激励の声をお互い掛け合ったりもします。
知り合いもそうでない人とも交流できるのがこのイベントの魅力ですね。
また、1700段くらいの中間地点で私設エイドを出してくださった方もおり、スープにパスタ、チャーハン等をいただけました。
こういうことをしてくださる方がいると胸が温まりますね（精神的にも、物理的にも。）ホント感謝しきれません。
そんな長くきつく、でもなんだかんだで楽しいこともある10時間耐久石段チャレンジ、来年もたぶん12月23日に開催されると思います。
我こそはという変態さん、年末はやっぱり筋肉痛で過ごしたいよね☆というドMさんがいらっしゃったら是非来年のイベントでお会いしましょう！！
