【レースレポート】スイスアイアントレイル2015(Swiss Irontrail-T201-)~前日編

2015年8月13~15日にスイス・ダボスにて開催されたトレイルレース、スイスアイアントレイル(Swiss Irontrail)T201の部に参加してきました。
この大会では本場アルプスを舞台に、UTMFやUTMBを越える距離200km、累積標高11,440m、制限時間64時間という過酷なコースが待っています。
この大会は世界経済フォーラムのダボス会議でも聞きなじみのあるかもしれないスイス東部の保養地・ダボスという街を中心に開催されます。

さて、まずは大会前日までのレポートから。

レースが始まるのが13日で、その2日前の11日夜、仕事を早々に切り上げて福岡空港を出発します。今回は安価な航空券のため上海とパリの2回の乗り継ぎを要します。
そして今回はこれが仇となり大変な事態を引き起こす目に。とりあえず予定通り上海浦東空港からパリ・シャルルドゴール空港を経由、翌12日午前9時ごろスイス・チューリッヒ空港に到着です。
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スイスに到着し、なにごともなく無事入国審査を済ませ、いざ荷物をピックアップしようとするときに事件が発生しました。
荷物(スーツケース)が・・・トレランギア全てを入れている荷物が待てど暮らせど出てこないのです。
そうこうしている間にベルトコンベアすら停止、完全にアレです。ロストバゲージの匂いがプンプンします。
突っ立っててもしょうがないので、荷物が出てこなくて同じように途方にくれているどっかのおっちゃんと一緒に窓口へ。
荷物が出てこないんですがーと伝えたところ、窓口の兄ちゃん、端末で色々調べてくれて、そして一言「どこにあるかわかんないねー」との無碍なお言葉が。
はい、この時点で頭の中は真っ白です。なにせトレランギア全て入れてるから!荷物ないと走れないから!というわけで中学校程度の英語力で必死に伝えます。
特に明日!!明日、私、これ、走る。荷物、ない、走れない。と涙目になりながらアイアントレイルのことを説明するも、窓口兄ちゃん「あー、近くにレンタルできるとこない?とりあえずレシートもらって担当窓口に相談してね。」とのつれないお言葉。
ああ、無情、とりあえず荷物は見つかり次第宿泊先に送るように手配して空港を後にします。
結局この段階では荷物の行方は分からず、補償の範囲もなんとも分からず、どうすればよいのかも分からないままでした。
で、ここから空港を出てチューリッヒ中央駅に行くわけですが、正直空港から駅までの記憶はあんまりなかったりする状態。
スイスまで来て大会出れないとか本気で信じられなくて、放心状態でチューリッヒ駅をさ迷います。
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といえど、このままにいても荷物が湧いて出てくるわけではないので、FBで色々情報をもらったりしながら現地ブースで色々そろえれることを信じて一路目的地、ダボスへ向かう列車に飛び乗ることに。
必要な資材が何がいるかを脳内リストアップしますが、リストアップもなにも靴から服から全てという現実に立ちくらみがしてしまうようです。
なにはともあれ世界の車窓から美しいスイスの風景を眺めて心を落ち着かせます。
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途中1回Landquartという街で乗換をしつつ、チューリッヒ中央駅から2時間程度でダボスに到着です。
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気を取り直し、まずはスポーツ用品店を探します。
日本のトレラン仲間の情報によると駅通りから一本上ったプロムナードという大通り沿いにSALEWAの直営店やInterSportなどのショップが数店舗あるとのこと。
いざ探してみると、おお、SALEWAの幟が!!
このときほどスポーツ用品店を見て嬉しかった日はないかもしれません。
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何店か巡りつつ、店のスタッフにロストバゲージに遭ってしまって、トレランの道具が何もないんよというと憐憫の眼差し親身になって色々道具を薦めてくれました。
シューズはひたすらSalomonを薦められるも幅がタイトで合わず、日本未発売のAddidasのSupernova Riot6というものをチョイス。
とりあえずシューズ、服上下、レインウェア、防寒着、ライト等の必須装備は購入するも、スイスの物価はお高く、合計すると10万円近くになるという金額に手が震えつつもどうにか出走できるだけの最低限の装備を揃えます。

手に入れたギアを片手に今回のお宿にチェックイン。
駅から程近い家族経営の宿、Hotel Fredenというところです。
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ロストバゲージの状況をホテルスタッフにお願いして航空会社に問い合わせてもらったところ、最速で今日の深夜に荷物が届くかもとのこと。
奇跡的に荷物が届くことを信じつつ、同日の夕方から始まる大会受付(ゼッケン受け取り)に向かいます。
会場まではあちらこちらに案内看板が。Start Numberと書かれた表示に従い進みます。
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受付会場は小学校かなにかの体育館のようです。
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ここで何名かの日本人選手にお会いしましたが、日本から遠く離れたスイスで日本人選手にお会いするのは不思議な感じです。
情報交換をしつつ、ちょこっと余りの電池などの資材を分けてもらいました。感謝。
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受付では50スイスフランのデポジット(保証金)を払ってGPS端末やゼッケン、デポの袋の受け取ります
55km地点と135km地点におけるデポの袋は思った以上に小さく、45×40cmくらいでした。
といってもそもそもデポできる荷物がほとんどないので余裕があるという悲しさよ。ただ、当初予定していたシューズや着替えなどのデポとなるとかなりキツキツかもしれません。

受付後、会場であったお会いしたM氏におごってもらい、明日の完走を互いに祈りつつ宿に帰還。
簡単に荷物の整理だけして、翌朝のスタートに備えます。そして朝起きたら奇跡的に荷物が届いていることを信じつつ22時に就寝。
いよいよ翌日は未踏の200kmの旅の始まりです。
どこまで立ち向かえるのか、負けられない戦いがそこにある!!


スイスアイアントレイルの記事
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【レースレポート】スイスアイアントレイル2015(Swiss Irontrail-T201-)~当日編(CP2~CP6・SAMEDAN)~


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