【レースレポート】スイスアイアントレイル2015(Swiss Irontrail-T201-)~当日編(CP2~CP6・SAMEDAN)~

Chamanna digl Keschを出た後は、次のエイドCP3まで約1300m弱の長い下りが待っています。
九州ではそうそうお目にかかれない長丁場の下り、足を使い過ぎないように気をつけないといけません。
02-DSC04145
登山道の途中にはところどころ綺麗な花が。さすがスイス、高山植物のメッカなんでしょうが、悲しいかな。花より団子派なため、一切花の名前が分かりません。
01-DSC04143
スタートから4時間半、25km地点に到着です。
まだまだ下りは続きます。
03-DSC04147
来た道を振り返るとこんな感じ。結構標高を下げてきたことが分かります。
04-DSC04149
このロープというか防護柵あたりで開けたトレイルが終わり、樹林帯の中のトレイルになります。
ちなみにこのロープ、レース中いたるところにありますが、放牧されている牛が逃げないにするためのロープで、場所によっては電流が流れています。
05-DSC04151
結構な急傾斜の樹林帯トレイルなどを走ると一旦林道に出ます。
06-DSC04155
ここから地獄の林道区間かと思いきや、すぐにトレイルに復帰。
嬉しいけど少し走りにくい伐採跡地のトレイルです。
07-DSC04156
ずっと谷沿いを下っていくと再び林道に戻ってきます。川まで下りてくるとだいぶ標高が下がったと実感します。
氷河の関係か、川の水が白くにごっていました。
08-DSC04158
楽しくない林道をひた走れば右手に小さな集落が出てきます。
この日は天気が良過ぎ、日差しが大変強く、標高を下げたのもあってだいぶ暑さにやられ気味になっていたところ、ここで水分補給ができたのでかなり助かりました。
10-DSC04164
30km地点を5時間20分で通過。あまりの暑さに体力がぐんぐん奪われます。
その上苦手なロードというか林道が延々と続く・・・という個人的にかなりキツイ条件でした。
11-DSC04165
そんな苦手な林道もいつかは終わりが見えてくる・・・ということで、30km地点を過ぎればすぐに林道から川沿いのトレイルに下りていきます。
13-DSC04168
しばらくはトレイルを走りつつ、徐々に高度を下げて再びロード・集落に出れば次なるエイドBergünまで残りわずかです。
ここで別の日本人選手に遭遇、熱をおしての参戦とのことで、この暑さにやられてリタイアを検討されているとのことでした。
14-DSC04169
体調管理も重要なファクターながら、自分も仮に熱があってもスイスまで来たんだからと出場してしまうんだろう、と海外遠征の変なリスクを実感。
そうこうしていると34km地点、CP3のBergünに到着です。
ここのエイドでは初となるコーラ先輩のほか、パンにチーズなどちょっとだけ充実した補給が出来ました。
ちょっと暑さにやられて長めに休憩をとります。次の区間は6kmと短めながらも登りなので休んだほうがよさそうです。
15-DSC04170
しっかり休んで体力も多少は回復したところで、Bergünを出発します。
エイドからは綺麗な石畳の街を抜けていきます。
16-DSC04171
街を抜けると牧草地帯の比較的平たい~登りの林道区間です。
17-DSC04172
エイドを出てすぐに35km地点の看板もありました。
18-DSC04173
林道区間を抜けると急登のトレイルに入ります。
九十九折に登るか直登するか、コースが様々ですが、たぶんどっちを選んでも大して変わりません。
19-DSC04174
しかしこういう登りこそストックが欲しいのですが、ないものねだりの虚しさですね。
太ももに手をあてて、できるだけ筋肉を使わないようにして登ります。
20-DSC04175
ちなみにこの区間、日本人観光客に人気の高い氷河急行のコースと併走しているみたいです。
ビューポイントに看板があり、読む元気がなかったので流してましたが、ふと見るとUNESCOの文字が。
そういや物の本でここらへんの鉄道が世界遺産になっているとかなっていないとか見た気がします。が、じっくり読む元気はないのでさらっと流して終わりです。
1-DSC04177
で、帰国して調べたところやはり世界遺産に登録されている様子。
レーティッシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観」のうち、今回の区間はアルブラ線に該当するみたいです。
全然知らなかったけど、世界遺産の側を走れてたなんてちょっと得した気分になりますね。
21-DSC04178
こんな感じで線路のすぐ側を走ることも。
ちなみにここからすぐでCP4のNatzのエイドです。
22-DSC04179
エイドの入り口では小さい応援団が一生懸命応援してくれてました。こういうのが一番元気でますよね。
23-DSC04183
というわけで、スタートから7時間30分、CP4のNatz1,747mに到着です。
エイドでは地元のおっちゃんがカウベルをガンガン鳴らしてました。
25-DSC04186
休憩してばっかりですが、このエイドではパスタ&塩茹でポテトがあったので、それを頂きます。粉チーズはセルフでかけ放題だったのでがっつりかけさせてもらいました。
他にもチョコレートやケーキ、ナッツ類もあったみたいですが、今回はパスで。
これから次のエイドまでは10kmで700m登って650m下るという無駄にしんどいコースなので、腹持ちがいいものをチョイスします。
26-DSC04187
27-DSC04188
Natzのエイドでお腹を満たしたら先に足を向けます。
標高も上がったので、先ほどの暑さも多少は和らいできました。
28-DSC04189
ふと脇を見ると電車が。氷河急行かは分かりませんが、電車に乗って旅するのも気持ちよさそうです。というか、それが普通です。
29-DSC04191
というわけで、全工程の1/5、40km地点に到着。かれこれ7時間40分ほどかかっています。
30-DSC04194
少し登ると湖畔に出てきます。どこぞの山かは知りませんが、急峻だけれども美しい山と湖が映えますね。
31-DSC04197
しばらくはこんな湖畔沿いの道を歩きます。前後誰一人いない一人旅で、ときたま道があっているのか非常に不安になることもありました。
32-DSC04200
湖畔沿いから森林の中のトレイルを抜けると、一旦ロードに出てきます。
馬とアルプスのマッチっぷりもさすがスイスという感じでしょうか。
33-DSC04203
なお、ロードはせいぜい数百メートル程度なのですが、私にはとても遠く感じられました。
34-DSC04204
ロードから右手に逸れてふたたびトレイルに舞い戻ります。なお、ここまで結構なフラット区間で水平距離を稼いだつもりになっていたのですが、まだ3km程度しか進んでおらず全然気のせいでした。
35-DSC04205
トレイルは結構な急登が待ち受けています。
さすがに40km超歩いてきた足にはこの登りは応えて来るので、近くにあった枯れ枝を急ごしらえのストックとして活用します。
36-DSC04208
登れど登れど山頂は見えず、結構精神的にもしんどい区間でした。
37-DSC04211
どうにかやってきたCarp Alv Laietes2,300m地点、まだ峠までは140mほど登らないといけませんが、ちょっと一息。
進行方向と逆を見れば槍っぽい形のかっこいい山が。こんなかっこいいのに名無しとは恐るべし、スイス。
38-DSC04213
Carp Alv Laietesの分岐から標高を100mほど上げたところで45km地点、9時間6分ほどかかっています。だいぶ貯金もなくなった感じです。
39-DSC04214
45km地点からはじわじわ標高を上げつつ、コルを目指します。
コルの隙間からはどでかい山、Piz Ol3,246mの姿が垣間見えます。もちろんあの山には登らないのでご安心を。
40-DSC04221
やっとこさFuorcla Crap Alv2,461mのコルです。
ここに来るとPiz Olの山容が一望できます。雄雄しくて綺麗な山ですよね。
42-DSC04223
そしてせっかく登ってきた標高は無情にもこれから一気に下ることとなります。3kmで450mの標高を下ろすというかなりの傾斜が待ち受けています。
どのくらい下るかというと、写真下に見える川まで下ります。もはや崖といっても過言でないかもしれません。
41-DSC04222
九十九折にひたすら斜面を下ってきました。思ったよりも水平移動距離が長く、下に着くまで25分ほどかかりました。
43-DSC04228
ここからは平和というか楽しくないというかな林道歩きです。もはや走る気力が出てきません。
ここで走れる選手が強いんでしょうけど、私はまだまだその域には達していない模様です。
44-DSC04229
林道を2kmちょっとでしょうか、進むと待望のCP5、Spinasに到着です。スタートからとうとう10時間が経過、10時間17分でした。
まあ、ここは簡易エイド、水分のほかはバナナとエナジーバーしかありません。美味しいご飯は最初の大エイドSamadanまでお預けです。
45-DSC04230
エイドを出たすぐに距離表示がありましたが、なぜか残り145kmとの表示。気付かぬうちに10kmも進んだかと思いましたが、そんなことなく50km地点の間違いです。
46-DSC04231
ここから次のエイドまでは600m登って700m下るという心折設計。
でもそこでデポした荷物が受け取れるし、気分的に一区切りの場所なので、折れた心に鞭打って先に進みます。
この時点で現地時間の19時ごろ、じわじわあたりも暗くなってきました。
47-DSC04232
ヨーロッパの夏は日が長いので助かります。暗くなると速度も落ちるし睡魔も襲ってきますが、それが短くてすむのはありがたいです。
来た道を振り返るとこんな感じ。だいぶ標高を上げてきましたね。
登りの途中ではへたり込む選手がいました。大丈夫?と声掛けると大丈夫、きついけどとのお言葉。ですよねー。
48-DSC04234
ちょっと先が見えてくるとテンションが上がります。偽ピークだったときのダメージは大きいですが、このときはだいぶ先が見えてました。
49-DSC04235
というわけで、Margunin2,409mのコルです。なお、地図上は2,426mとの表記で、どっちが正しいのかはよく分かりません。
50-DSC04236
ここからははるか眼下に見える大きい街、Samadanを目指して駆け下ります。
その奥に見えるのは3000m級の山々です。うっすらとアーベントロート、夕焼けに染まりつつあります。
標高差にして680m、たったの3kmの距離ですが果てしなく遠く感じます。
51-DSC04238
もはや無我の境地にたどり着きながら下ってきました。ゆけどもゆけども近づかぬ街でしたが、ここまできたらあと少しという感じです。
52-DSC04241
町外れの協会へ。街に着いたらすぐエイドと思っていたらところがどっこい甘くなく、結構な距離を走らされます。
53-DSC04242
石畳は突き上げがきつく、疲れた足にはちょっとしんどいコースです。ここで走れる兄ちゃんたち、やっぱすげーよ。
54-DSC04244
街中をくねくねと行きつつ、果ては線路の下をくぐるようなことをしながら、CP6の大エイドSamedanに到着です。
55km地点で13時間20分もかかってしまいました。10km2時間のペースで考えていましたが、このコースぜんぜん甘くありません。
55-DSC04246
ここではデポ荷物のピックアップのほか、仮眠や救護スペースもあります。
また食事も今までの集大成といわんばかりに、大体これまでに出てきた食べ物は準備されていました。
かなり足にダメージがあり、ここでしっかり休憩をとることにします。もちろん食事はパスタ&ポテトです。
また、ちょっと咳が出始めていたところ先行して到着していたIさんから(初対面なのに!!)薬を分けていただき、感謝してもしきれません。
休憩している間にも続々と日本人選手も到着していました。ちょっと会話が出来るだけで元気が出てきますね。
ナイトセクションに備え、ちょっと長く休憩して次に向かうこととします。
56-DSC04248


スイスアイアントレイルの記事
【レースレポート】スイスアイアントレイル2015(Swiss Irontrail-T201-)~前日編
【レースレポート】スイスアイアントレイル2015(Swiss Irontrail-T201-)~当日編(Start~CP2)~


スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク