【レースレポート】【ART】Aso Round Trail 108kmを走ってきた(AS3~AS5)

AS3すずらん公園休憩所~AS4高森町民体育館

波野蕎麦で舌鼓を打った後は、前半最後の難関・根子岳への登りへ挑みますが、ちょっとその前に個人的には非常に嫌な区間・・・そう、楽しくともなんともないロード区間が約5kmほど控えています。
正直ロードを走る気力もなく、だらだら歩いてしまい、途中で合流した友人にも迷惑をかけてしまいました。
ただ、序盤こそ何の変哲のない舗装道ですが、徐々にこれから立ちはだかる根子岳の姿が見えてきます。
ロードじゃなければ小躍りする景色です。

そんな辛いロード区間を抜け、午後4時12分、根子岳への入り口・箱石峠に到着しました。

目の前に広がる最高の景色!やっぱりトレイルは落ち着きます。

今回は眼前の根子岳につながる稜線を走りますが、肝心のピークは踏まずに山腹を巻いていくコース設定になっています。
登りたいか登りたくないか、と聞かれれば、登らんでいいなら登らなくていいので構わんのですが、主催者としては登らせる気が満々のようですね。

正規の登山道の途中から東に進路を変え、植樹林の中を再び標高を落としていきます。
正直疲れてきて写真を撮っていないので、コース状況をお伝えできないですが、そこそこに急な斜面を下っていき、最後は林道に出てきます。
林道をしばらく進むと牧場?か何かの人家があり、そこを過ぎれば再びトレイルに復帰します。
ちなみにこの写真はその牧場の入り口みたいなところです。

トレイルは牧野を横切る形で、牧野のど真ん中や作業道を通ります。
牧野らしくところどころというかあちこちに牛の糞が投下されていますが、そんなの気にしてたらきりがないのでフレッシュなものだけ気をつけて走ります。

見てのとおりそこらへんに牛さんが放牧されています。

一度コンクリート舗装道に出た後は、再びトレイルに戻りますが、そこからがいやらしい区間です。
放牧か何かの関係で有刺鉄線が張られており、それをぐるっと回る形で林の中の斜面を登って下りてとさせられます。
けっこう滑りやすいところもあり、実際私の前を走られている方が大事はなかったようですが滑って転倒されていました。

そんな樹林帯を抜けると大嫌いなロード区間へ突入します。

ロード合流地点から66.6km地点のAS4までは約4.5km。これまでのトレイルで疲れた体には堪えます。
なお、AS4の1kmほど手前の高森田楽村に自販機があったので、そこで水分補給もできました。

そんなこんなの満身創痍になりつつも、日が暮れつつある午後6時15分、66.6km地点のAS4・高森町民体育館に到着しました。
ここではドロップバックが受け取れますので、服や靴を交換し、これからの夜間走に備えます。
このエイドで大休止を取っている選手も多く、多くの選手がどこかしこで横になっていました。
私もちょっと長めに30分ほど休憩を取り、しっかりと補給と足のケアを行います。

ちなみにここにも自販機があるので、水やスポドリ以外が欲しいならこちらで補給できます。
以後、エイド以外の補給箇所はないので、貴重なコーラ調達場所になります。

AS4高森町民体育館~AS5高森峠

66.6km地点と、距離的には半分を超えていますが、感覚的にはここからが後半戦です。
また、そろそろ日も暮れるので本格的な夜間走の始まりです。
まずは体育館の裏手からコンクリート道に入り、標高差200mを黙々と登ります。
宮地嶽への登山口に着くころにはすっかり日も暮れてしまいました。


で、いよいよ夜間走ということでヘッデンを準備したところでアクシデントが。
まさかの接触不良でライトがつかない・・・。しばらく試行錯誤しましたが、どうにもならないので、ハンドライト一本で山へ突入します。
幸いにも特に難しいところないし、後半の南阿蘇外輪山は何度も走っているので、ハンドライトだけでも行けそうです。
午後8時16分、AS4を出て1時間30分くらいで宮地嶽を撃破。

もういっこのピークの清栄山をクリアして、黒岩峠に午後8時40分ごろ到着しました。
ここからは何度か来たことがあるので少し安心できました。
ちょっと滑りやすいところがあるものの、特に迷うこともなく防火帯や杉林を抜け、午後9時30分、76.0km地点のAS5・高森峠に到着です。

序盤突っ込んだ選手がここにきてダメージが大きく出たのか、ここのエイドでもダウンされている方が数名見受けられました。
狙ってないのにウサギと亀状態ですが、亀の私もゴールできる確証はないので気を引き締めて残りの30kmに挑むことにします。


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