【コース紹介】雪残る熊本最高峰・国見岳で山納めハイク&ラン

2017年の〆として熊本県の最高峰・国見岳へ山納めの登山&ランで遊んできました。
コースは、内大臣林道の目丸発電所から広河原登山口、国見岳、杉ノ木谷登山口、内大臣林道を巡る23キロです。

復旧しては通行止めを繰り返す内大臣林道ですが、目丸発電所までは普通に車でのアクセスできますので、今回は目丸発電所に車を置くことにします。
午前7時20分、ながーい林道ウォークのスタートです。

国見岳の入り口である広河原登山口までは約7km、ひたすら林道が続きます。
雨の時期には大体落石等で通行止めになることの多い内大臣林道ですが、今回は目立った崩落もなく、車でもアクセスできそうでした。

登りの林道を走るのはかったるいので、だらだらアップがてら歩くこと1時間半、広河原に到着です。
広河原にはバイオトイレも整備されており、結構綺麗なトイレがあるので快適です。

用を足した後はオガクズを混合するための自転車が設置されていますので、しっかり漕いでおきましょう。

広河原から登山口まではそのまま林道を登っていいのですが、橋のたもとからショートカットできる登山道も新設されています。


ちょうど広河原登山口のすぐ先に出てきます。
出口はこんな感じ。知らないと絶対見落としてしまいます。

スタートして約2時間、広河原登山口へ到着です。
ここから本格的な登山の始まりです。

登山口からしばらくは杉林の中をジグザグに登っていきます。


標高を上げるにつれ杉林と雑木林が混じってきます。

標高1200mあたりでしょうか。ゆるやかな傾斜の尾根に出てくると杉林は終わり、脊梁らしい自然林が待っています。

その尾根を登りつめるコースもあるようですが、今回は斜面をトラバースする一般コースを選びます。
看板どおりに進めばOKです。

斜面にはかなりの雪が残っていました。

途中の沢には自然が作った氷の芸術が。

登山道は残雪に埋もれていましたが、新設と違ってシャーベット状になりかけていたので、斜面のトラバースでは滑落しそうで冷や冷やしながら歩くことに。
キックステップでしっかり足場を確認してトラバースします。
おかげでトレランシューズはびしょびしょになりました(笑)



そんな恐怖のトラバース区間を抜けて稜線に出ると一気に雪の量も増え、一面銀世界に。

午前11時、縦走路に合流です。

脊梁らしく先行者は野生動物だけのようでした。タヌキかキツネかな?

お約束の1枚。ふかふかの新雪じゃなかったのが残念です。

でも一面の雪景色にテンションは上がりっぱなしです。

国見岳山頂の祠が見えてきました。
いつも正面からのイメージが強いのですが、この角度からの祠はかっこいいですね。

というわけで、午前11時45分、スタートして4時間半で熊本県最高峰の国見岳1,739mへ登頂です。

今日は本当に天気に恵まれ、遠くは霧島・尾鈴・大崩方面も一望できました。
また、風もなく日の暖かさを感じながらゆっくり山頂で過ごします。

さて、休憩をしっかりとったところで下山です。
来た道は斜面のトラバースが危険なので、杉ノ木谷の方から下山することにします。

途中のかっこいいブナ。脊梁にはかっこいいブナが多くて本当にいいですね。

力水経由の稜線は雪深く、新雪の時期にまた行きたいと思います。
ふかふかの雪に飛び込みたいですねー。

黒岳方面との縦走路と杉ノ木谷登山口への分岐です。
ここから一気に標高を落としていきます。

テープは適当にあるのですが、なにぶん雪で踏み跡が隠れているので適当に道をはずさないように気をつけながら下ります。
しばらく下ると杉林に突入です。この左手には崩落した崖があるので、下手に近づかないようにしましょう。

杉林を下っていくと昔の林道跡に出てきます。

林道跡をしばらく歩き、ふたたび斜面を下っていきますが、ここもザレている斜面をジグザグに下るので滑落や落石には気を使います。

そんな嫌な区間を抜けて三度の杉林を下れば杉ノ木谷登山口です。


杉ノ木谷登山口からは内大臣林道をひたすら下ります。
ここでようやくランの出番。9kmほどの林道を淡々と走って目丸発電所を目指します。

で、午後2時半、無事目丸発電所に帰ってきました。

最初と最後の林道が余計といえば余計ですが、距離23km、累積標高差1,500mの山行です。
国見岳へのアクセスルートは雪に閉ざされることが多いのですが、このルートであればある程度雪が降ってもアクセスできるし、林道さえ許容できるのであればいい練習にもなるコースでした。
そしてなにより1年の締めくくりに脊梁の盟主・国見岳に登れるのがよかったです。
また、来年以降も山納めは国見岳と洒落込んでいきたいと思います。

最後に、本年もGO NEXT PEAKにお越しいただきありがとうございました。
来年も熊本・九州を中心にトレイル情報を発信して行きたいと思います。
どうぞ来年もよろしくお願いいたします。


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コメント

  1. 東賢一(ひがしけんいち) より:

    突然のメッセージ恐れ入ります。
    NHK大阪番組スタッフの東賢一と申します。
    2017年12月31日に更新されているブログにて掲載されている国見岳に登山をされている際の杉林の画像を番組で使用させていただくことができないかご相談したくコメントさせていただきました。
    大変お手数ですが、当コメントをご覧いただけましたらご連絡いただけますでしょうか。
    お忙しいところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願い致します。