今年のトレラン初めとして、マイホームコースの俵山を新規コース探索を兼ね走ってきました。
今回は萌の里を起終点として未舗装道オンリーの周回コース作成が目的です。
まずはいつものように「萌の里」を起点に牧草地を登ります。
標高4~500mですでに若干の雪が残っていますが、滑りやすい黒土が固まっていて逆に走りやすいです。
612mの小ピークから熊本市内を振り返ると、冬空らしい澄んだ景色が。
牧草地を抜けると牧道に。チェーンを越えて牧道に入ります。
ちなみにチェーンを越えてすぐ右手に直登ルートがありますが、今回はまっすぐで。
うっすらと積雪したコースを走ると735mの標識が。ここまではフラットな区間です。
標識を越えると防火帯の急坂が待ち受けます。
ここは2段に分かれていて、登り終えたと思うとさらに先にもう一段の坂が見えてきます。
登りきると835mの標識とご対面。先ほどの直登ルートとはここで合流です。
そんなこんなで1時間強で俵山山頂に到着。雪のためかいつもより時間がかかりました。
この日は本当に天気がよく、山頂からは阿蘇五岳や九重山系、祖母傾までしっかり見通せました。
ここからは楽しい稜線ランです。
俵山からの下りはかなり滑りやすく何度もこけました。6本歯の軽アイゼンを履いたところ非常に走りにくかったので即外す羽目に。トレランに向いたアイゼンを探したほうがよさそうです。
とは言えど、基本的には稜線の走りやすい非常に楽しい雪道が続きます。
一ノ峯の分岐に到着。
ここからは先客のいない新雪のふかふかトレイルです。
樹木帯を抜けると視界が開け、一ノ峯・二ノ峯が見えます。
今回はそちらのほうには行かず、手前の鉄塔から右に曲がって、送電線の巡視路を辿って萌の里方面に向かいます。
これからのルートは全くの未踏で、ネットでも情報が少なかったのですが、ここを上手くつなげれば舗装道がない周回ルートが作れます。
で、そのまま林道を横切り谷底に向かいます。沢にぶつかり、ここでしばらく迷いました。巡視路の標識はあるのですが、どちらに向かえばいいのか微妙に分かりづらく、テープも見当たりません。 沢沿いにはピンクテープが付いてますが、これは沢登り用か林業用か、試しに渡渉して突っ込んでみたら藪漕ぎが待っていましたので、退散です。結局少し沢沿いに下り、堰堤下を渡渉したら林道に出れました。ここに巡視路標識もあったので、気を取り直して先に進みます。
標識から林道を登っていきます。しばらく登ると左手に標識があり、そのちょっと先から登山道に取り付きます。ちなみにこの林道をまっすぐ登ると護王峠まで続いているようです。
何度か林道を横切りつつ、巡視路を進みます。
途中右手に分岐があり、ここから俵山方面に登れます。
巡視路を終えると後は林道をひたすら下っていきます。途中の分岐で登りを選ぶと再び俵山方面に行けるので、累積標高を稼ぐ場合にはこちらを通ってもいいかも。
林道終点で一気に視界が開け、牧野が広がります。急なコースと谷コース入口経由の分岐がありますが、今回は前者を。
熊本市内を眺めながら牧野を駆け抜けます。
途中ルートが牛に阻まれていたので、少し遠回りしつつ萌の里まで帰ってきました。
今回のルートは林道こそあるものの、舗装道のないほぼ100%のトレイルです。
雪があったものの、あまり寒くなく、新雪だったため楽しく走れました。
春秋の夏草の生えない時期であれば走りやすく、楽しいコースになると思います。
ただ今の時期、気温が高くなると霜が解け始め、かなり滑りやすくなるので気をつけてください。
今回のコース
萌の里~俵山~護王峠~南阿蘇縦走路分岐(一ノ峯方面)~九電巡視路135号~出ノ口登山口~林道~九電巡視路~俵山揺ヶ池コース~萌の里
距離:約15km、累積標高約1,350m
なお、今回のコースは一部牧野を通過する箇所があります。放牧されている牛には近づかないようにしましょう。
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